子どもが落ち着いて食べてくれないのですが・・・
集中が切れたら片づけよう
落ち着いて座っていない、遊び食べといった問題は
1歳後半から目立ってくるようになります。
でも食べる量が少なくて子どもが元気なのであれば
心配する必要はありません。
3歳を過ぎて生活が見通せるようになれば
食べるようになってきますし、保育所や幼稚園で
仲間との関係が楽しくなると食も進むようになります。
1日の生活の流れで、だいたいこのくらいのタイミングで
食事の時間がきて、それがすめばまたあそびの続きが
できることがわかってきたり、
ちゃんと食べないとおなかがすいて元気がでないこと
などがわかってきて、仲間と一緒に食べる食事そのもの
が楽しめるようになってくるからです。
それまでは、食事の意味が理解できないので、
自分から気持ちを向けていくことはまだむずかしいでしょう。
だから少し工夫が必要です。
子どもは好奇心のかたまりなので、
- 戸外で食べる
- 仲間と食べる
- お好み焼きを焼く
など、いつもとは違う新鮮な雰囲気だと食べやすくなります。
時々は新鮮な雰囲気で食べることにチャレンジし、
毎回の食事は集中が途切れたら片づけることにして
、「時間を待てば」よいのです。
もちろん、食欲を育てることも大切です。
散歩で歩いたり、公園のすべり台で遊んだりして、
適度に体を動かすことにチャレンジしたいものです。
環境や雰囲気で落ち着くことも
親が「食べさせなくては」とムキになると、
かえって子どもは食べないものです。
ぬいぐるみをテーブルのまわりに座らせて、
食べさせっこするだけでも雰囲気が変わります。
ふきんでテーブルをふいたり配膳したりといった
簡単なお手伝いをしてもらうことで
食事に前向きな気持ちになったりします。
「お父さんにたべさせてあげて」と
お父さんのお世話をすることも、やる気を広げます。
落ち着いて座ることのできるイスも大事です。
足が床に着くイスのほうが落ち着きやすいようです。
保育所や幼稚園に入園すると、
運動量も増えるので、
おなかがすいて、食欲は以前よりは増すものです。
それでも落ち着きのない場合は、
立とうとしたら「お皿、流しに持っていって」などと
片づけてもらい、最後は「ありがとう」でしめくくります。
子どもなりに「食べた」と思うことが
できるように、上述のような演出しましょう。