子どもが私の言うことを無視するのでうまくやりとりできません

子どものしていることへの共感から始めよう

私たち大人のやりとりも、自分の関心に共感し
理解してくれる人との間で成立するものです。

 

子どもが大人に合わせるのは大変。

 

大人がまず先に「子どもに合わせる」
というスタンスが必要です。

 

と言っても「言うは易しく、行うは難し」で、
家では子どもの関心にそう合わせてはいられません。

 

家事もあるし、きょうだいもいるのですから。

 

そのために子育て支援センターや
保育所や幼稚園があるのです。

 

プロの手も借りて、無理のない暮らしを築きましょう。

 

1,2歳児でも家庭で
取り組みやすいのは「お手伝い」です。

 

子どもが関心を向けた行動を
お手伝いとして演出してみましょう。

 

洗濯物を渡してもらう、食卓にランチマットを敷くなどの
関心のあることをしてもらいます。

 

たとえ上手にできなくてもよいのです。

 

そして、「ありがとう」と声をかけることで、
やりとりしている雰囲気ができます。

 

またふとんの中では子どもは甘えん坊です。

 

マッサージをしたりギュッと抱きしめたりすると
一体感を感じやすくなります。

 

絵本や図鑑を活用しよう

幼児の後半になると、子どもは、
自分の関心に心が向いているときには、
そのことに没頭して、まわりのことは「上の空」になります。

 

子どもの関心につきあえるといいですね。

 

そのために便利なのが絵本や図鑑です。

 

図書館で借りてイッショに読みましょう。

 

ゲームは一人遊びに陥りやすく
やりとりが成立しにくいので、本のほうが便利です。

 

特定のテーマにこだわると心配になるかもしれませんが
好きなものができたということは、
そこを手がかりとできます。

 

子どもとかかわれるチャンスができた
という意味で、「ラッキー」と思いましょう。

 

「こだわり」を共通項に仲間が広がることも

好きなものをいかしてテーマパークに行ったり、
博物館に行ったりして世界を広げることも可能です。

 

こだわりは一人でしているから「こだわり」と言われますが、
小学生になって好きなものを楽しむ
仲間ができれば「趣味」になります。

 

「こだわりの味」「こだわりの技」「こだわりの芸術」、
まわりの世界に開かれたこだわりはステキな
文化に変身していきます。

 

楽しみですね♪